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上手な治療中の過ごし方

  • 治療効果が出やすい
  • 治療効果が出にくい

せっかくお金を払って

時間も使って

お越しいただいているわけですから

効果は出たほうが良いに決まっています。

 

ただし

そのためには

私たちの技術だけでは

どうしても足りない部分が

出てしまうのです。

 

それは

受ける方の治療中の

過ごし方

 

どのように鍼を受けたらいいかなんて

知るか!と

怒り出す方もいらっしゃるかも知れませんが

非常に有用な話ですので

良かったら

お付き合いください。

施術箇所に集中すること

鍼灸治療は

相手の意識を

移動させる

配置換えをすることで

体調が変化します。

 

例えば

日本語で

『頭にくる』という

表現がありますが

これは

『怒った・むかついた』ときに

使う表現です。

 

頭に来たのは

『気』が来ています。

怒りのエネルギー=気が

昇ったわけです。

 

気が上ると

今度は

気を下げないといけませんね。

落ち着け!

と言いますが

落ち着く=下に下がる

というわけなのです。

 

怒りが多すぎると

気が上に昇りすぎた状態となり

体調が悪くなります。

 

漫画などでは

血管から

血が噴き出したりしていますよね。

 

気が上に昇った方へ

気を下に下げる治療をするわけです。

 

これこそが鍼灸治療の

根本的な考え方なのです。

鍼灸治療は

古代中国で生まれています。

そこには

『陰陽論』があり

表と裏

光と影のように

すべてのことが

2元的に考えられます。

 

まぁ実際

世の中2つの側面で

考える事は大切ですよね。

 

ですから

病を診る時

必ずその反対に何があるのか

必ずチェックしないと

いけません。

 

局所だけの治療だと

そうした

身体の特性、ルールを

無視した治療になってしまいます。

 

ところで

鍼を刺される瞬間は

鍼に集中しますよね?

 

これが大切なのです。

先ほどの

病の反対に鍼をしているので

患者様の意識が鍼に

向いていないと

気が動かないのです。

 

だから

『集中して』と

お伝えするのです。

 

集中していただくと

効果もアップします!