蕁麻疹も
鍼灸治療の適応範囲に含まれます。
蕁麻疹は
ふとした瞬間に起こり
- かゆみがあるもの
- かゆみがないもの
と
- 因果関係が容易にわかるもの
- 因果関係が容易にわからないもの
などに区別されます。
因果関係がわかるものでは
何か特定の植物に触れたり
特定の食品などを指します。
これらは重篤な場合を除き
そのうちに収まります。
なぜかというと
原因の物質が一過性なためです。
因果関係のわからないもの
鍼灸院では
こちらに遭遇することが多いです。
かゆみにかかわらず
共通する特徴としては
皮膚が赤い
ことです。
当たり前じゃんと
思うことなかれ
皮膚が赤いことから
多くのことがわかるのです。
- 皮膚が赤いということ
すなわち皮膚に
熱のエネルギーが多い状態です。
皮膚というのは
身体を深さで見たときに
内臓が深部とすれば
皮膚は表面にあります。
内臓からすれば
皮膚は上部に位置します。
上部に熱が多いということは
深部には熱がないということになります。
または深部が冷えているとも言えます。
これがまず1点
次に
この身体の深さの上下は
身体の上下そのものに
同じことが起こります。
なので
身体上部に熱(エネルギー)が多い状態
逆に言えば
身体下部にエネルギーが少ない状態を指します。
また
蕁麻疹を起こすために
エネルギーを多く消費しますので
必然的に丹田のエネルギーは
少くなります。
つまりは下腹部にエネルギーが
ない反応=谷のツボ(凹んだツボ)
が現れます。
- 鍼灸治療
だんだんと
ピースが埋まってきたのが
お分かりいただけるでしょうか。
身体表面(上部)に多い熱を
冷えている身体深部(下部)に
戻してあげたら
どうでしょう?
お互いwin‐winですね!
根本的な原因の除去は
まだされていませんが
現状起こっている
身体のアンバランスは
鍼灸治療で
解消することができます。