- 基本的な考え方
上記蕁麻疹と同様です。
ただし
アトピー性皮膚炎には
蕁麻疹と異なる点が
いくつかあります。
- かゆみ
- 乾燥
- 落屑(皮膚がポロポロ落ちる)
- 裂傷と出血
(掻くと以下)
- ジクジクと浸出液が出る
- かさぶたができて皮膚がゴワゴワする
などが起こります。
基本的に
皮膚科系の疾患は
解毒していると考えますが
かゆみは痛みよりも
つらい感覚で我慢ができません。
大変につらい疾患です。
鍼灸治療でできるのは
上下のアンバランスの是正と
解毒の促進です。
ただし
解毒は
感情や食べ物
洗剤など広範囲にわたる
問診を経たうえで
おひとりおひとりに
併せてご提案します。
基本的には
根本的な解決が
必要になるため
患者様のご協力が不可欠です。
- 治療方法
アトピー性皮膚炎を
症状と出現させるには
相当のエネルギーを消費します。
なのでまずはその
補填と
それに伴って上下のバランスが
整いだします。
また瞬間的な
かゆみに対しては
刺絡鍼法が有効です。
刺絡は長らく
瀉血との混同があり
鍼灸師の業務を越えたものと
思われた時代もありましたが
平成17年ごろに
国会にて鍼灸師の業務である旨を
確認されております。
刺絡は
速やかにかゆみに対して
変化を起こせますので
非常に有効かと思います。