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肩こりと鍼灸(3)

肩こりの男性

 

このところ

右肩の痛み(いわゆる五十肩)が

絶賛再燃中の福島です。
なんちゃってじゃない治療家を

ご存知のかたは、ぜひ紹介してください!
なお、自薦、他薦は問いませんから(笑)

たかが肩こり、されど肩こり

多くの場合、首や肩の筋肉疲労が原因です。

重たい頭を支えている首や

二本の腕の重さが肩に集中するので
普通に暮らしているだけでも

首や肩はこりやすい場所なのです。

ちなみに

東洋医学では気血の鬱滞(滞り)から起こると考えています。

また

頸椎の病気のほか、内臓や目や耳などの病気や
高血圧

風邪

自律神経失調症

頭痛

歯痛

などに付随する症状の一つとして現れたり
精神的なストレスの影響によることもあります。

古くから我々の業界では
「肩こりを治せたら一人前(あるいは名人)だ」

などとも言われており
慢性的な肩こりの治療は

私の臨床では何年経っても一筋縄ではいきません。

だから、「たかが肩こり、されど肩こり」なので
日頃のメンテナンスや早めの治療をおすすめしています。

ダメだこりゃ!

落語には

いろんな医者が登場します。
どんな患者が来ても

必ず「手遅れ」と言うトンデモ医者がいたそうで……。

もし本当に手遅れだったら

たとえ治療に失敗しても文句は言われないし
なまじ治ってくれたら

「手遅れの難しい患者を助けた」ということで
名医だと尊敬されると踏んでのことだったのでしょう。

ある日

そんな医者(サル)のところへ

屋根から落ちたというウサギが

仲間(カエルとサル)に担がれて運ばれてきたそうです。

かえる
かえる

先生、大変だぁ~!

かえる
かえる

ウサ公が屋根から落ちて目を回してるから

急いで診ておくれよ!

さる医者
さる医者

(ウサギの顔を見るなり)

こりゃ!手遅れだな…。

 

仲間のサル
仲間のサル

えっ!手遅れだって?

先生、まだ落ちたてのホヤホヤですよ!!

 

さる医者
さる医者

いや、遅い!!

屋根から落ちる前、

いや屋根に上る前に来れば

わしにも助けられたのじゃが…。

 

 

それを聞いて、突然正気に戻ったウサギがふと呟きましたとさ……。

うさぎ
うさぎ

(いかりや長介の口調で)ダメだこりゃ!!

まあ、こんなトンデモ医者にかかったら、治るものも治らないですよね(笑)

聖人は未病を治す、凡人は……

古代中国の医学書である黄帝内経(こうていだいけい)

『素問(そもん)』の中の

四氣調神大論(しきちょうしんたいろん)というところに
こんなことが書いてあります。

「この故に、聖人は已病を治さずして未病を治す。
已乱を治さずして未乱を治すとは、此れをこれ謂うなり。
夫れ、病已に成りて後にこれを薬し、乱已に成りて後にこれを治するは
譬(たと)うれば、猶(なお)渇して井を穿(うが)ち、闘して錐を鋳るるがごとし
亦た 晩(おそ)からずや。」

要するに

名人はすでに病気になってしまってから治療をするのではなく

病気になる前の段階(予防・早期治療)から治療をする

ということで

病気になってから慌てて薬を飲んだり、戦(いくさ)が始まってからこれを治めようとするのは

譬えるなら、喉が渇いてから井戸を掘ったり、戦いながら武器を作るみたいなもので

すでに手遅れだということです。

聖人には程遠い、凡人の私は患者さんに
日頃のセルフケアとして、自宅でのお灸をおすすめしています。