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スペインでパエリアを食べて、ふと思ったこと


先日、遊びではなく「お仕事」で、スペインのバルセロナに行っていた福島です。
今回は、ちょっと雰囲気を変えてお届けします。

味覚と食レポの評価

味覚の種類は、甘味、酸味、塩味、苦味、そして「うま味」の5つ(五基本味)で
舌にある味蕾(みらい)にある受容体(レセプター)が、それぞれ存在するそうです。
また、総合的な味覚は、これ以外の辛味(からみ)物質、アルコールや炭酸飲料などの化学的な刺激や
温度(熱・温・冷)や舌触り(つぶつぶ感、柔・硬など)などの物理的な刺激が合わさって形成されるようです。
なお、「うま味物質(グルタミン酸モノナトリウム塩)」を発見した(1908年)のは日本人です。

私は料理をしないので、料理の塩梅については何とも言えませんが
三ツ星レストランの有名シェフの料理でも、誰もが毎回「まいうー(美味しい)!」と感じるとは限りません。

味の好み以外に、食べ物自体の好き嫌い、アレルギーの有無、過去のトラウマ(食当たりをしたとか)なども影響や
腹ペコの状態なのか、もうお腹いっぱい(甘いものは別腹という言葉もありますけど……)なのか
また、そのときのシェフの心身の状態によっても、食レポの評価やコメントは変わってくるはずです。

そういえば、「Hunger is the best sauce.(空腹は最上の調味料である)」という英語のことわざもありましたね。

「塩梅」という漢字の読み方

失礼ですが、「塩梅」という漢字をあなたは読めますか?
(ちゃんと読めるというかたは、ごめんなさい)
実際、「しおうめ?」と答えた平成生まれの若者にこれまで片手の指の数以上は、遭遇していますから……。

塩梅という言葉は、昭和生まれでも比較的年代が上の人以外は使うことが少ないようなので平成生まれの彼らにとっては、まったく使ったことのない言葉なのかもしれません。

これから「令和」の時代に生まれるであろう人が活躍する時代には
「塩梅」は現代語ではなく、「あり をり はべり いまそかり」や「いとをかし」などのように古語のような扱いになってしまうのかもしれないですね。

塩梅の読み方の正解は、「あんばい」ですが元々の読みかたは「えんばい」だったようです。これは、昔々、そのまた昔の時代には、料理の味付けをするときに梅を塩漬けにしたときにできる「梅酢」を使っていたことに由来しているそうです。

さて、塩梅(あんばい)の意味は、「料理の味加減」や「物事のぐあい、ほどあい」です。また、「塩梅を見る」や「塩梅が難しい」、あるいは「いい塩梅」などというふうに使われています。

名物料理と鍼灸治療における塩梅

現地での食事で連れていってもらったところは、いわゆる観光客向けのレストランではなくジモティ御用達らしい店だったこともあり、日本人観光客とは、一人も遭遇しませんでした。

その中で、あるお店で名物料理のパエリアを食べる機会が1回だけありました。
そのとき食べたのは

「イカ墨のパエリア」

「野ウサギのパエリア」

の2種類でした。
どちらも、私にはやや塩分が強く全体的に味が濃いと感じました。

ちなみに、数年前、バルセロナから西に約80㎞ほどのところに位置するカタルーニャ州タラゴナの地元のフィーシャーマン(漁師)御用達のタベルナ(大衆食堂?)で食べたパエリアは今回よりももっと、塩味が濃かったです。

ベッドサイドでは、つらい症状があるときには「背に腹はかえられぬ」ということわざのごとく「多少の痛みは我慢しますので最善の方法でおまかせします」という、まな板の鯉状態のかたも少なくありません。
ちなみに、患者さんの好みやリクエスト(痛い鍼は嫌、熱いお灸は嫌、ひびきや強刺激の鍼をして欲しいなど)も一応はお聞きしています(必ずしも望みどおりに施術をおこなうとは限りませんが……)。

まず

患者さんの心身の状態を四診(東洋医学的な診察法)により、総合的に判断します。

そして治療に使うツボを選択します。

またそのときのツボの状態に合わせてどんな鍼やお灸をどのようにどれくらいするのか(刺激量)を決めていきます。

よく、「私には鍼灸が合う(合わない)」とか「あの先生の鍼は合った(合わなかった)」とかいうかたがいますが、三ツ星シェフの料理の例えのように、鍼灸治療においても「塩梅」は何年たっても難しいですね。

 

 

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